
その中で世界で著名な各キャットクラブ(血統管理協会)では40~50種位を認めております。
その中でTICAは吐出して多く70~80種位だったと思いますが公認しております。
TICA以外の協会ではスコティッシュフォールドは、立ち耳も折れ耳もスコティッシュフォールドと成ります。
TICAでは、立ち耳をスコティッシュ・ストレートと別猫種に扱われます。
また、マンチカンも短足も、長足もマンチカンとして扱われます。
血統書に(AOV)ストレートイヤーとか(AOV)ロングレッグと書かれるかは知りません。
これだけではありません。ヨーロッパの血統管理協会では、スコティッシュフォールドもマンチカンも、
虐待繁殖として、繁殖自体認めていないようです。無論血統書も作られません。
認められない色はどの様な扱いをされているのでしょうね。
例として、ブルーの単色のロシアンブルーは、ブルーの単色以外は認められません。その上、目色はグリーンと決められています。ブルーポイントは目色もブルーでグリーンではありません。
それ以外の色も、全て血統書も発行されません。
国際基準って厳しいですね。
日本に話は戻しましょう、CFAやTICA配下の国内クラブ等は、少し規制も緩く、
(AOC)エニーアザカラーと記し、ブルーポイントの血統書も作成しています(但し国際的には認められません)
全くローカルな血統書です。
猫種としては失格に成るのです。無論キャットショーには出陳できません。但し、ハウス・ホールド・キャット(雑種や血統書を持たないクラスには、出陳できます)
*(AOC)(AOV)はこのブログの猫ちゃんの認められない色の項を参照ください
絶滅しかけたロシアンブルーの再構築の時、サイァミーズ(シャム)等の血液をいれた事により、
今だ、サイァミーズの様なポイントカラーが生まれます。
ブルーポイントは、決して貴重でも珍しくも無いのです。
可愛い猫ちゃんには何ら変わらないのですが、国際的には血統書も作れず、雑種に近い扱いです。
世界のロシアンブルーのブリーダーも可愛いブルーポイントの愛好者はおられます。
その子達はご自身でハウス・ホールド・ペットして可愛がられております。
決して高価な猫ちゃんとして販売もされません。
現在では、DNA鑑定が進歩し、ブルーポイントの因子が分かりました。
DNAでブルーポイントの因子を知れば、繁殖ラインから完全に外して繁殖されているブリーダーさんも居られる様です。
逆に言えば、ブルーポイントの因子を持った父猫母猫で、簡単にブルーポイントが作れるという事ですね。
ロシアンブルーのポイントカラーの子猫が生まれました、どの様にすれば良いのでしょうか?
まず、ロシアンブルーでは認められない色で有る事を明確にすること。
メジャーな協会では、血統書は発行され無い事。
国内のある程度信頼のおける血統書発行団体は(AOC)と色の所に記載され、有っては成らない色と言う事を明確に説明するのが最良でしょうね。
何となくブルーポイントのロシアンブルーの事を知っておられる方には、高価で貴重な猫ちゃんと思われているのでしょうね。
残念ながらそうではないのです。
猫ちゃんとしてみれば可愛く、他の猫ちゃんと何ら遜色は有りませんし、ブルーポイントも本当に可愛いです。

2024年7月20日生まれ

毛色 ブルーマッカレルタビー・ホワイト
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掲載日 2025/05/07
価格 125,000 円 (税込)

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アメリカに本部を置くACFA(American Cat Fanciers Association) に籍を置き、30年以上「ロシアンブルー」一筋にブリーディングを行なっております。
ロシアンブルーをこよなく愛し、スタンダードを理解し、一人でも多くロシアンブルーのファンシャーが増える事を願って居ります。
ブリーディングにあたっては、衛生面・健康面は言うまでも無く、スタンダードを理解しより上質な世界に通用する「ロシアンブルー」を作出出来る様、日々研鑽しております。
ビロードの様な手触り、輝くプラチナシルバー(ブルー)の光沢、眼色は南の珊瑚礁の海の色の様なエメラルドグリーン。
触れても、眺めても全く飽きない素晴しい家猫です。
鳴き声も殆ど無く、遊びも大好きで素晴しい伴侶と成れる事を確信しております。
私共猫舎では、ブリーダー様へも血液(血統)の流出を逆に推し進めております。
お互い切磋琢磨しなければ、より良い世界に通じるロシアンブルーが作出できないと考えております。
これからも、国内外を問わず、より良い血液(血統)を求めて行く所存です。
又、最近ご縁があり、セルカークレックス、トンキニーズ、ベンガルのブリーディングも手掛ける事に成りました
乱繁殖をされるようなブリーダー様へのお譲りは出来ません。
家猫として、室内飼育が出来ない人にもお譲りは出来かねます。
又、猫アレルギーのお持ちの方、疑いがある方にもお譲りできません。
*お問い合わせに付きましては、ご家族様全員の同意のうえ、
又、猫アレルギーの心配の無い方に限らせて頂きます。
※ご注意ください
最近、PCCと称する血統書発行団体が出来た様ですが、私共所属の「ポラリス キャット クラブ(PCC)」とは、アルファベットの頭文字は同じですが、何ら関係がありません。私共の「ポラリス キャット クラブ」は発足から30年以上経ち、アメリカの正式名称:American Cat Fanciers Association Inc. (ACFA)の公認組織です。
お間違えに成らない様御注意ください。(ACFAは1955年に創設された歴史ある協会です)
又、子猫によりCFAナンバー、TICAナンバー及び血統書取得も可能です。