本記事には、生まれたばかりの親子猫の写真が含まれます。
血液や医療処置に関する描写、またショッキングと感じられる可能性のある内容がございます。
苦手な方は閲覧をお控えください。
皆さまこんばんは🐾
スコティッシュフォールドのあいりすの赤ちゃんたちが、無事に生まれてきてくれました。

今回生まれた赤ちゃんたちは、当舎を立ち上げてから最初の子猫たちとなります。
母猫は、2022年11月14日生まれのスコティッシュフォールド(長毛)の女の子、あいりす。
看板猫「とわ」の母でもあり、今回で4回目の出産でした。
今回生まれた赤ちゃんは、全部で4頭です。
予定日を過ぎても出産が始まらなかったため病院を受診し、獣医師の判断により帝王切開となりました。
途中からではありますが、手術の様子を見学させていただいています。
手術中、獣医師から
「一頭、お腹に先天的な異常があり、腸などが体外に出ています」
と説明を受けました。
お腹の形成に異常があり、腸や膵臓の一部が脱出している状態で、決して軽いものではありません。
正直に言えば、非常に厳しい状況でした。
ただ、私がその時に感じたのは
「帝王切開の最中に分かったことは、不幸中の幸いだった」
ということです。
自然分娩で同様の状態が起きた場合、病院へ到着するまでに臓器が乾燥・壊死してしまうケースも多く、救命は非常に困難になります。
今回は手術中であったため、獣医師がすぐに腸を元の位置に戻し、お腹を閉じる処置を行ってくださいました。
とはいえ、腸はすでに強く浮腫んでおり、決して簡単な処置ではありませんでした。
この子の予後について、獣医師に率直にお聞きしました。
「先生のご経験上、この状態の場合、生きられる可能性はどれくらいでしょうか?」
獣医師からは
「明確な数字は出せないけれど、経験的には20%程度ではないか」
というお話でした。
それでも私は、「可能性がゼロではない」という言葉を前向きに受け止めたいと思っています。
仮にこの子が生き抜いてくれた場合でも、
・脱腸の再発
・腸捻転
・腸閉塞
などのリスクは、今後も考えられます。
そのため、この子についてはご家族募集は行わず、当舎で引終生飼養とし、継続的に健康管理を行っていく予定です。
他の3頭については、今後の成長や健康状態を見ながらにはなりますが、
大きく元気に育ってくれたあかつきには、ご家族募集を行います!
現在、4頭兄弟はいずれもしっかりとおっぱいを飲んでいます。
脱腸のある子以外の3頭は、1日で20g近く体重が増えるほど。兄弟みんな元気いっぱいです。
また、今回の帝王切開の際、あいりすの子宮の一部が薄くなっていることが確認されました。
獣医師からは「交配自体は可能」との説明もありましたが、子宮破裂のリスクを考慮し、今回限りで繁殖から引退させる判断をしました。
当舎では、繁殖を引退したあとの暮らしについては、その子の体調や性格、これまでの経緯を見て一頭ずつ判断しています。
あいりすの場合は、過去の経緯や今回の出産・手術内容を踏まえ、環境を変えずに生活を続けることが最も負担が少ないと判断しました。
これからは、母猫としてではなく、一頭の猫として穏やかに過ごしてもらえたらと思っています。
出産は、母猫にも子猫にも、常に命のリスクが伴います。
だからこそ、できる限りの医療とケアを行い、少しでもそのリスクを下げられるよう、今後も向き合っていきます。
あいりすと赤ちゃんたちの成長を、温かく見守っていただけましたら幸いです。
それでは失礼いたします🐾
佐藤理沙ブリーダーの子猫一覧
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