猫はどんな性格?

おもちゃに興味津々の猫
猫の性格には個体差があるものの、一般的にはいくつかの共通した特徴が見られます。
猫は犬とは異なり、比較的独立心が強く、自由気ままに過ごすことが好きな動物です。

ツンデレなイメージが強いですが、飼い主に対して愛情を示したり、遊ぶことを楽しんだりすることもあります。

猫の性格の特徴について詳しく見ていきましょう。

猫の性格

  • 自由気まま
自立心が強く、自分のペースで行動することを好む​
  • 好奇心旺盛
​新しい物や環境に興味を示し、探索するのが好き​
  • 警戒心が強い
知らない人や環境に対して慎重に対応する​
  • ツンデレ
そっけない態度をとるかと思いきやスリスリと甘えてくる​
  • 独立心が強い
​群れで行動する犬とは異なり、単独行動を好む傾向がある

犬と違う!? 猫の特徴

犬と猫には、それぞれ異なる性格の傾向があります。
犬は飼い主に忠実で社交的、猫は自立心が強くマイペースといわれますが、実際には犬との共通点があったり、意外な一面があったりします。

猫の特徴を、犬と比較しながら整理してみましょう。
行動飼い主に忠実で、常にそばにいたがる傾向がある自立心が強く、一人の時間を好むことが多い
学習指示を理解しやすく、しつけに向いている命令には従いにくいが、自分のペースで学習する
コミュニケーション飼い主を追いかけ、コミュニケーションを取る一定の距離感を保ちつつも、気ままに甘えてくる
愛情表現愛情表現が分かりやすく、しっぽを振る・舐めるなどの行動をするのどを鳴らす、スリスリするなど独特の愛情表現をもつ
行動飼い主に忠実で、常にそばにいたがる傾向がある自立心が強く、一人の時間を好むことが多い
社会性群れで行動する習性があり、社会性が高い単独行動を好むが、環境によっては協調性を見せる
犬と猫はよく対比され、「犬派」「猫派」と分けられることも多いですが、実際にはそれほど単純な違いではありません。

一般的な性格の傾向はありますが、それぞれに異なる魅力があり、個体差や育った環境によって性格は大きく変わります。
犬と猫

オスとメス、性別で異なる性格

オスとメスでも、性格に傾向の違いが見られます。

オス猫はマイペースで独立心が強いものの、甘えん坊な一面も持ち、飼い主のそばでくつろぐことが多いです。
一方、メス猫は警戒心が強く、慎重な行動をとることが多いですが、家族に対して深い愛情を示し、母性本能が強い傾向にあります。


これらの性格の違いを理解することで、より猫の個性に合った接し方ができます。
オスメス
甘え方マイペースだが、飼い主に甘えることも多い愛情深く、積極的に甘えることが多い
独立心比較的自由気ままに行動する警戒心が強く慎重に行動する
社交性人懐っこく、初対面の人にも馴染みやすい慣れるまで時間がかかるが、信頼すると深い愛情を示す
遊び好き度活発で遊ぶのが好き、子猫のような行動を続けることが多い落ち着いた性格で、静かに過ごすことが好き
母性本能比較的薄い強く、家族を大切にする
オスとメスの猫
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毛色・柄によって違う猫の性格

長毛の猫
猫の毛色や柄は、性格と関係があると言われています。

例えば、白猫は警戒心が強い、黒猫は比較的落ち着いている、などと言われています。ほかにも、シルバーやグレーの猫は繊細でナーバスな一面があり、縞模様の猫は甘えん坊、茶トラは社交的で元気…など、毛色や柄ごとに異なる性格の傾向があると考えられています。

毛色や柄が猫の性格にどう影響するのかを見ていきましょう。
毛色・柄性格の傾向
白(ホワイト)繊細でクールな一面があり、独占欲が強く、飼い主に甘えたがる。
黒(ブラック)人懐っこく、甘えん坊で穏やか。頭の良い子が多い。
灰色(グレー)落ち着いた性格で、繊細でナーバスな一面を持つ。心を許した相手にしか懐かない傾向。
キジトラ(ブラウンタビー)警戒心が強いが、一度懐くと甘えん坊。活発で遊び好き。
サバトラ(シルバータビー)おっとりして人懐っこいタイプと、警戒心が強く慎重なタイプの両方が存在。
茶トラ(レッドタビー)人懐っこく甘えん坊で活発。デリケートな一面も持つ。
黒白/白黒(ブラック&ホワイト/ホワイト&ブラック)活発で好奇心旺盛。社交的で人懐っこい。
三毛(キャリコ/ダイリュートキャリコ)気分屋でマイペース。甘えん坊だが、ツンデレな一面も。
サビ(トーティ)独立心が強く、気が強い。甘えん坊な面も持つ。
キジ白(ブラウンタビー&ホワイト)活発で人懐っこい。警戒心もあるが、慣れると甘えん坊。
サバ白(シルバータビー&ホワイト)おっとりして人懐っこいタイプと、警戒心が強く慎重なタイプの両極端。
茶白(レッドタビー&ホワイト)人懐っこく甘えん坊で活発。デリケートな一面もあり、食欲旺盛。
毛色や柄の特徴と性格が関係する理由として、色素を作る遺伝子と、感覚機能や神経機能に関わる遺伝子が関係するためではないか、とする説がありますが、はっきりと解明されいるわけではありません。
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品種によって違う猫の性格

エキゾチックショートヘア
純血種の猫は、長年の繁殖の過程で特定の気質が強調されてきたため、品種ごとに性格の傾向が見られます。

性格のタイプを4つに分けてご説明します。
以下では、繊細で慎重な猫から、活発で好奇心旺盛な猫まで、品種ごとの性格を詳しく紹介します。

1. 繊細で慎重な猫

新しい環境や人に対して警戒心が強く、変化に敏感なタイプです。

見知らぬ場所や状況では慎重に行動し、慣れるまでに時間がかかることがあります。しかし、信頼した飼い主には深い愛情を示し、甘える一面も持っています。静かな環境を好み、穏やかに過ごすことができる家庭に向いています。
ブリティッシュショートヘア
▲ブリティッシュショートヘア

2. 社交的で甘えん坊な猫

人懐っこく、飼い主や他のペット、子供とも良好な関係を築けるタイプです。

甘えん坊な一面もあるため、スキンシップやコミュニケーションを大切にし、しっかりと触れ合う時間を作ってあげると喜びます。

サイベリアン
▲サイベリアン

3. 活発で好奇心旺盛な猫

新しい環境や人との接触を楽しみ、遊び好きで活発な性格をもつタイプです。

飼い主との積極的なコミュニケーションを求めるため、一緒に遊ぶ時間をしっかり確保し、好奇心を満たしてあげることが大切です。

ベンガル
▲ベンガル

4.独立心がありマイペースな猫

自分の時間を大切にし、自由気ままに過ごすことを好む猫種です。

べったり甘えるよりも、落ち着いた関係を築くことを好みますが、信頼した飼い主にはしっかり愛情を示します。程よい距離感で付き合いたい人にぴったりです。
ペルシャ猫
▲ペルシャ

まとめ

寝ころぶ猫
猫の性格は品種や毛色や柄、性別によって異なり、それぞれに魅力があります。
自立心が強くマイペースな猫もいれば、甘えん坊で飼い主に寄り添う猫もいます。

大切なのは、それぞれの個性を理解し、猫に合った接し方をすること。
愛猫と強い絆を築ければ、猫との暮らしはもっと楽しく心地よいものになります!

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